Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

プジョー208(P21型)GT納車12ヶ月


【はじめに】
冬を越えて春になりました。
プジョーPEUGEOT 208(P21型) GTが納車されてからちょうど1周年、本日はじめての12ヶ月点検に出しました。ディーラーで点検とオイル・エレメント交換、他店でボディコーティングを実施しました。
前回の納車6ヶ月(2021年10月)以降、年末年始に奈良、和歌山、徳島、高知、香川を訪問して、訪問都道府県は46都道府県に到達、走行距離は18,361km。1年でぼちぼち乗りましたね。


【P21型208遭遇台数】
P21型208遭遇台数は、8月から12月までの3ヶ月以上なんとゼロでした。その後、主に年末年始の遠征時に立て続けに遭遇。しかし2/10から今日までちょうど2ヶ月、また遭遇台数0でした。波がありますね。
12ヶ月でトータルで18回、カラーは赤4・黄8・青2・白4・黒0、グレードはアリュール系が8、GT Line/GT系が10でした*1。デビューから1年半ちょっとしか経ってないとは言え、なかなか出逢いませんね。稀少性という意味では、プジョー208のレアさは良いです。結局206クラスの市民権獲得にはいたらず、A9型208と同じくらいのレアさで落ち着くのかなぁと考えています。


【定番小トラブルは発生】
2021/12/20頃から:寒い日のエンジンがまだ暖まってないタイミング(いわゆる冷間時)限定ですが、変速時のシフトショックが出ることがあります。1速→2速のタイミングでギアがすべるような感覚があったり、ギアが入った瞬間にゴンっというイヤ~な感じ*2のショックが出ることが。アイシンAWのEAT8は優秀だと思っていましたが、こういうのがまだ出ちゃうんですね~。今は比較的温暖な地方に住んでいますが、3℃以下のアイスアラート時は要注意(ただし、寒い日に必ず出るとは限らない)です。この冬は10~20回くらい発生しましたが、ミッションオイルが暖まってくると完全に収まります。
2022/01/23:モニターブラックアウト(音符マークも出ない)が出ました。初。エンジンかけ直し後1分くらいで復旧。アイドリングストップOFFとかができなくなるので不便。一応今のところこの1回だけです。
上記2つは現代プジョー車あるあるなので、あまり気にしていません。
e-208/2008の不動トラブルは時折目にしますが、ガソリン車であるうちの208は、上記の小トラブルを除けば今のところノートラブルです。
総括としては「フランス車だから壊れる」ということは特になさそうですが、私の運がいいからという事にしておきましょうか。


【ロングランの乗り味とハンドリング】
運転席も助手席もとにかく乗り心地が良いです。ロングラン時、長く乗っても疲れにくいのは特筆すべき点です。
フラットな姿勢を保ちつつ、路面への当たり具合がソフトな感じなのはフランス車っぽさでしょうか。舗装路での接地性が高く、荒れた路面もなめらかに乗り越えていきます。
208 GT(GTLine)の17インチ低扁平タイヤ、納車当初は「少し硬めかな?」と感じていましたが、クルマの慣らしができてきたのか、5,000kmを超えたあたりから少しカドが取れたかのような「まろやかさ」を感じるようになってきました。冬になって、208 アリュールの16インチアロイホイールSOHOにDUNLOP WINTER MAXX 03スタッドレスタイヤを履きましたが、さらにまろやかな乗り味です。
「猫足」と云う超便利な言葉は206以降のプジョーのクルマには使わない主義なので、そうは云いません。ご容赦ください(笑)
ハンドリングは、i-Cockpitの小径ハンドルの賜物なのかパワーステアリングの設定なのか、208の前に乗っていた206に比べるとだいぶ軽やかです。高速域に入ると安定感が増すのは208も同じ。P21型208の軽量性、重心の低さが効いているのか、走行時も切っただけ曲がるシャープさが楽しく、意外と大きな最小回転半径5.4mをあまり感じさせないです。


アダプティブクルーズコントロール
クルーズコントロール、今もあまり使っていないのですが、時折使ってみると大変優秀です。
先日渋滞時に使ってみました。自動停止、自動再発進をブレーキペダルに足を構えながら(笑)おそるおそるやってみましたが、やはり優秀。このパターンでも急制動や急加速にならず、安心して挙動を見守れますが、一時停止の時間をもう少し長めにできれば、日本の高速道路のかったるい渋滞にアジャストできるのになと感じました。
再掲ですが、自分がクルーズコントロールを積極的に使わない理由は、高速道路でよくあるちょうど100km/h巡航時に、ほぼ7速で走ろうとしてイマイチな点。ACC使用時はだいたい106~108km/h以上で恒常8速に入ります。最高速度110~120km/hの特殊区間だけしか使えない……。マニュアルアクセルで走っていると、100km/h巡航時にほぼ8速に入ります。であれば、マニュアルアクセルで走ってしまうのが人情……。


【実燃費】
うちでは通勤と遠出に使っていますが、遠出の距離が長いので、全体に占める率は郊外・高速ロングランが多いです。
1年のトータル平均燃費は17.38km/h(満タン法計測)です。上記のとおりロングランが多いので、かなり良いほうに振れていると思います。その点ご承知おきのほど。
プジョーアプリで確認する限り、渋滞市街地・短距離運用時の8km/h前後が最低値、郊外で状況の良い場所を走ると22km/hくらいに達します。
ハイブリッド車やEVにはもちろん敵いませんが、燃費は思ったよりいいと感じています。
※カタログ表記燃費値 JC08:22.0km/l・WLTC:17.9km/l
余談ですが、1年で入れた燃料(100%ハイオクガソリン)は1000lを超えました。ガソリン価格が比較的安い千葉ですが、支払額も17万円以上です(汗


【買ってよかった!】
P21型プジョー208の走りは正直やや優等生キャラで、ピュアテックエンジンEB2(最高出力100PS)とアイシンAWのEAT8の組み合わせは必要十分でありながらも、とてもジェントル。プジョー206 XSの時のようなアクセルを踏んだ時の高揚感は抑えめな感じです。
しかしながら、スポーティで塊感のあるエクステリア、今までのBセグメントにはなかった豪華なインテリアのデザイン(クロームメッキ系の加飾が少なめなのが上品で好みです)は華麗ながらも飽きが来ず、毎日のように乗っていますが、見るたびに満足感がこみ上げてきます。
また「名状しがたき」話で恐縮ですが、乗り心地の良さと運転の気持ち良さをあわせ持った「乗り味」の良さが、206 XSから共通して持っているプジョー車の美点ですね。
買ってよかったです。長く乗っていきたいと思っています。

*1:ディーラーにある車は除く、当方が208に乗っていない時を含む

*2:プジョー206などのAL4をご存じの方、アンチポリューションエラーの故障とほぼ同じ感じです