Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

GOSICK クライマックス

珍しく新刊をすぐ読んだりしてます。
GOSICK VIII 上巻、読了。

時系列は1924年12月24日から1925年10月頃まで。
「二度目の嵐」はやはり1925年早々に勃発し、ドイツのポーランド侵攻が端緒だけれども「新世界(アメリカ)対旧世界(ヨーロッパ)」と云う図式になっていて、現実の第二次世界大戦とは違うものとして描かれています。ポーランド侵攻後、ほぼすぐさまイギリスにも攻め入っている様子。フランス、イタリア、スイス、そしてソヴュール、また(日本と思われる)東洋の島国がどちら側に立っているかは明示されていません。
ジュピター・ロジェは失脚しておらず、科学アカデミーはソヴュール専守を主張。アルベールのオカルト省はヴィクトリカの知恵の泉をもって他国へ攻め入るべきと国王に囁き、国内の意見の対立は国王を苦悩させます。
ヴィクトリカや久城くんだけでなく、アブリルやセシル先生など脇役の目を通して、徐々に世界の人々が戦渦に巻き込まれていく様がじっくり描かれています。
最終巻への引きは、みゆきちさんCVにて曰く「ステイルメイト!」
原作書籍もアニメも最終回間近(VIII・#22〜24にかけては原作とアニメでかなり違うストーリーになっています)、いよいよ盛り上がってまいりましたが、個人的には原作推しかな。