Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

『"文学少女"と恋する挿話集 1』野村美月

シリーズ8作目。と云う云い方でいいのでしょうか。サイドストーリーズ。ですね。
※挿話集なのでアレですが、やはり若干のネタバレを含みつつ。
遠子先輩はやはりモテモテだった。常識! 当然! そして当たり前! です。
題材で『更科日記』とか『万葉集』を持ってくるあたりはすごいなぁ。幅広くて良いですね。
『"文学少女"と扉のこちらの姫』で、はじめて麻貴先輩を魅力的に感じましたよ。『夏への扉』はいいよなぁ。これ、ひらまつつとむ飛ぶ教室』で出てきて知って読みました。『飛ぶ教室』が1985年だから、小学生の低学年時分に読んでますね。仕方のないことでしょうが、初読の際は、ダンとベルの情念などはまったくわからなったような気がします。後日、再読した時に、おーおーと思う事も多々あり、それもまた本を読む喜びのひとつですね。
あとがきの竹岡美穂さんの竹田千愛ちゃん絵がジョリーグッド。

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)