Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

プジョー208(P21型)GT納車2ヶ月

【はじめに】

プジョーPEUGEOT 208(P21型) GTが納車されてから2ヶ月が経ちました。
先月山形県を加えて16都道府県、約6,000kmを走っています。地元山梨県もよく往復。到達最高標高地点はR299麦草峠 標高2127m。オーバーペース気味が続いていますが、いつも楽しく快適に乗ってます。
道中でも208を見かけることはまだまだ稀(赤1黄1回)です。増えて欲しい反面、増えすぎるのもイヤだな~なんてワガママな事を考えてしまいます。ずっと「もっと増えてほしいな」って思うくらいの遭遇率が続くと幸せなのかな、なんて。

引き続き、プジョー208の購入を検討している方や乗車中の方の参考になれば幸いです。


【乗り味】
新車で上がる気持ちももちろんあるんですが……、運転感覚的には、納車直後から不思議と「去年くらいからずっと乗ってるような」馴染み感があって(パネル操作は難しいけど笑)素晴らしいと思います。
GT(GTLine)標準装備の17インチのタイヤは、ミシュランMICHELIN プレマシー4。16インチのアリュールに比べると確かにやや硬めな印象ですが、スポーツモデルのような硬さではないですし、慣れてくると問題ないレベルな気がします。ただ、両者は明らかに違うので、フランス車的柔らかをより重視される方は16インチのアリュールのほうがおすすめかもしれません。
タイヤ以外のサスペンション等足回り設定は、GTとアリュールで同一であると、プジョー公式からコメントが出ています。タイヤだけで結構変わるもんです。よく云われる事ですが、フロント:マクファーソンストラット式、リア:トーションビーム式の何の変哲もないサスペンションなわけですが、プジョーに料理させるととびっきりの乗り心地になるマジック。
その足回りを受け止めるi-Cockpitの小径ハンドルですが、操舵感がクイックで、ハンドリングはシャープに楽しめる感じです。日常の運転でもスポーティと云える味つけです。


アイドリングストップまわり】
アイドリングストップは、特に2020年モデルに乗っている方から「ギクシャク感がある」評価が多いですが、思ったより自然に感じます。ただ、再起動時の「ブルン感」はあるタイプ。これはトヨタやホンダのハイブリッド車に一日の長があると感じます。
アイドリングストップした坂道発進時、緩い傾斜で下がるまでいかないけど下がりそうな雰囲気が濃厚に出てて慌ててアクセル踏み込む感じがあります。ちなみにアイドリングストップをOFFにするとかなり改善されます。アイドリングストップOFFの起動時リセット(ONに戻ります)やめてほしい……。ちなみにヒルスタートアシスタンス機能はついてるみたいなのですが、効いてる感があるときとないときがある。出た、「気まぐれ」なやつ(^^;


【便利装備】
プロキシミティスマートキー、閉まるの早いです。クルマのドアから数歩離れたら閉まります。これはとても便利ですが、あれこれあるプジョー208のハイテク機能(すごいおじいちゃんっぽい言い方だけど敢えてそう云うw)はたぶん数年、下手すると数ヶ月で飽きる気がします。私の場合、CR-Zがそうでした。


【操作性】
i-Cockpitが独特とか云われるけれど、カイシャで使ってるN-BOXが同じようなレイアウト(ステアリングの上からメーターを見る)なので、あまり違和感がなかったりします。
納車当初は適当に乗って合うと思っていた椅子ですが、ちょっと低いポジションだと3D i-Cockpit的にNGな座位だった模様。座面高さを最低→最高から2番めの位置に変更したところ、メーターの視認性と、ボタン類・シフトレバーの操作性が良くなったかも。乗降もハンドルが正位置の場合は問題なし。ハンドルが少しでも左右に傾いていると、乗降時に太ももがハンドルに当たって不快です。
敢えて調整しだすと、太き私には窮屈な気もする椅子ですが、いや、自分の骨格から考えると一般的フランス人も窮屈では? これで正解なのか……? ただし、ロングランで乗っても、乗り心地が悪いとは思わず、むしろいい。さらに云うと眠くなるくらいですw


【雑音】
時折、BGMなしで走ることも多い筆者です。
Bセグメント車とは思えない静粛性で、基本満足しているのだけれど、左右とも外のサイドの音を大きめに拾います(対向車の音、隧道・洞門の類の壁面の反射音)。個体差による不良も微かに疑っていますが、そう云う目で見るとパッキンが浮いているように見えるw
なお、BGMをかけるとほぼ気にならないレベルです。よく同僚女性陣に「お前は神経質だな」と云われます(笑
あまり関係ないですが、北海道の無人地帯で初めてプジョー208のホーンを鳴らしてみました。「ペッ」って感じの音でした。※フランス語でおならの事を "Pet(ペッ)" と云いますね……。あまり鳴らさないので、特に気になってません。


【実燃費】
ロングランが多いせいか、平均18km/hほど出ています。しかし、これはロングランによる異常値と思ったほうが良いかと。渋滞市街地を短距離で走ると、8~10km/hくらいの悪い値がでますが、そのあたりが最小値かな。山形往復時には燃費が20km/h超、そのあたりがMAXでしょうね。


【税金】
今年は諸事情(納車が4/1を越えてしまっただけ)あって、206 XS(1600ccDOHCエンジン13年超)と208 GT(1200cc)の両方の税金を払う羽目になりましたが、208の税金が206の時の2/3になり、これは率直に嬉しいところですね。


【トラブル】
皆さんお待ちかねのトラブルコーナーですが、やはりほとんどなしです(^^;;;

ディスプレイの不具合(?)くらいですかね~、1回だけフランス人になりましたw*1


【結論】
フランス人はどうしてこんな数値化も言語化も困難な、だが素晴らしいクルマを作れるんだ。アタマおかしい←賛辞です!

*1:エンジンを起動した際に、通常日本語で設定されているディスプレイがフランス語表記になる、タッチパネルを標準装備する現代プジョー車ではわりとポピュラーなトラブルです