Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

LAMY noto

ドイツの筆記具ブランド、LAMYのボールペン、"noto"です。

本体は断面が三角形の角がまるくなったような、手にしたときに、すっと指に馴染んでくる形状です。とても書きやすいカタチです。それでいてデザインはシンプルで余分なものがありません。シンプルと云ってもそれは計算しつくされた結果という感じで、流れでペン軸の一部と化すクリップ、ノック部はペンの中心からズレた位置にあって平べったいカタチをしており、いずれも非凡なるモノです。
2005年にLAMYの社長とデザイナーがファーストコンタクト、notoが発売されたのは2008年ですから、たかがボールペンと侮るなかれ、とても丁寧に企画・製造されて仕上げられた商品と云えましょう。
デザイナーは、auの携帯電話"Infobar"や家電"±0"で知られる深澤直人氏。LAMYではじめて日本人がデザインを手がけた一品になります。"noto"はNaotoの短縮形で、ドイツ語から見ると日本的な響きがあるそうです。能登いえなんでもないです。
LAMYの社長からデザイナーへの依頼で、デザインのテーマは「バウハウス」と「禅」だったそうです。

深澤直人氏のサイン入りペンは限定版。
ノック部を押すと、無音のままペン先が繰り出されるのが新鮮、かつ高級感があります。いわゆるカチカチ音なしで、シュッとボールペンのペン先が繰り出されます。
100円のボールペンから見ればちょっと高価ですが、LAMYの商品としては決して高くない、と云うより最もリーズナブルと云ってよい価格帯のボールペンです。
何より、書くことが自然と楽しくなるような気がします。
限定版ですが、2011年でもamazonにてまだ売っている模様。
こちらの記事深澤直人氏へのインタビューあり。