糸魚川に月2回行ったのは久しぶり(^^;
国鉄時代から主にローカル線の運輸を担ったキハ20系最終型のキハ52形112両のラストナンバーキハ52 156。晩年の1990(平成2)年から2010(平成22)年にかけては、糸魚川〜南小谷間の大糸線非電化区間で活躍しました。
2014/11/24(月)深夜から2014/11/26(水)早朝にかけて、現役引退後約4年を過ごしたJR西日本金沢総合車両所(松任工場)から糸魚川へ陸送にて移動され、北陸新幹線糸魚川駅高架下施設「糸魚川ジオステーション ジオパル」に据付が行われました。
新幹線駅というと「無個性なデザインで情緒もなく云々」などと云いたくなりますが、糸魚川駅の新しいデザインは、内外装ともシックで良い感じです。
今までは駅出入口のなかった南側に、糸魚川駅アルプス口(南口)として開業しています。旧市街商業地は元からある日本海口(北口)に発達していますが、南側には駅付近は住宅街しかないものの、市役所や多くの学校があり、新幹線ができると、名実ともにこちらがメインゲートになる感じです。
キハ52 156は、もともと同所にあった糸魚川機関区*1のレンガ車庫を忠実に復元した3連アーチの奥側の屋内に静態保存されます。市の公共施設のため、オープン後は毎日見学可能になる模様。
駅前広場に数十メートルの線路が敷設されていて、イベント時などには屋外へ出てくるようです。まさにハレの日と云った感じです。初回の一般公開は12/14(日)に行われます。
外から見たところ、屋内収容時は日陰となり、見通しは良いもののシャッターがあるため、駅に到達した人からの見栄えはややイマイチか。
駅構内、大糸線の4番線からも窓越しに後位側の顔を見ることができます。現在は工事用のフェンスもあって、やはりややイマイチ。
夜は室内がほのかにライトアップされ、ムーディーに。
日本でも屈指の好条件下での保存気動車となります。末永く綺麗な状態で保存してほしいです。
なお、糸魚川市でのアンケートの結果、現役引退時の朱色5号からクリーム色4号と朱色4号のツートンカラーに塗色変更されました。