Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

『GOSICK III ―ゴシック・青い薔薇の下で― (角川文庫)』桜庭一樹

都市伝説的な。
犯人がやけに淡白でした。
実は1巻からそうなのですけれど、列車の事を「機関車」と云うのが気になります。1924年の事ですから、蒸気機関車牽引列車なのは間違いないですが、乗客が乗るのは「客車」であって、機関車ではないのですね。機関車に乗るのは機関士さんとかですよね。はっ、つい痛い鉄道マニアのように語ってしまった。すみませんすみません(爆
で、学園のある山間の村の駅から、首都の豪華絢爛たるターミナルへ向かう描写はなかなか素敵です。たとえコンパルトマンの相席が金髪ドリルであってもw
蒼い目のルイジ君はこれから先も出てきちゃったりするんだろうか? 少し期待。
謎を解く主人公(ヒロインですが……)ヴィクトリカが風邪でベッドルームにいながらにして、スナック菓子のように事件が解決されてしまうのが、ミステリを読むつもりで読んでいるとするとちょとものたりないかも。謎解き者が現場にいない話ってのは、シリーズものだとたまにはあるかも的な感じがしますが、具体的には思い出せない。
アニメのほうはGOSICKsのほうへ行ってるようなのですが、刊行順に読んでます。時間的には今回も足かけ3日で。