Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

出入国記録の開示請求、結果


出入国記録の開示請求(8/2投函)から2週間半、「原則として開示請求から30日以内に開示決定を行う」との事だったのでもう少しかかるかなと思っていましたが、予想より早く当該個人情報の開示決定通知が来ました。
それは何ぞ? 簡単に云うと、今までの人生における出入国記録(空港海港を問わない)のまとめデータを法務省 出入国在留管理庁に作ってもらったものです。
再掲となりますが、元をただせば数年前、Twitterで話題になったり流行った後、散る散るミチルさんの『死なない程度に死にたい(現題:ミャンマーの青い鳥)』出入国記録の開示請求で旅の思い出とライフログを取得しようにて詳細を教わった案件です。
まず、いただいた情報から御覧いただきましょうか(機微個人情報のみモザイク処理しています)
パスポート1冊め(1996-2001)

パスポート2冊め(2001-2011)

パスポート3冊め(2011-2021)その1/4

パスポート3冊め(2011-2021)その2/4

パスポート3冊め(2011-2021)その3/4

パスポート3冊め(2011-2021)その4/4

私の場合、古いパスポートから順にまとめられています。また、パスポートごとに項番が1から振られています。項番は、1冊めは古いほうから記載されていますが、2冊め3冊めは逆に新しいほうから記載されています。*1
つい先日4冊めのパスポートを作成しましたが、コロナ禍のなか、まだ出入国記録をつけられておらず、以前所持していた3冊分のデータとなりました。
記録されているのは原則として

  • 日付(出帰国年月日)
  • 出国港
  • 帰国港
  • 旅券番号

これに加えて、時期や条件によっては

  • 降機地
  • 乗機地
  • 航空機便名

もある場合があります。この時期や条件はややこしいので、散る散るミチルさんの記事(上記と同じURIです)をご参照下さい。と、手抜き(笑)
『パスポートをスタンプ帳と勘違いしてるクラスタ』的には降機地・乗機地・航空機便名の記載があったほうが絶対に面白いのですが、データ収集上、時期により色々と条件があったようです。なお、降機地・乗機地情報は昔は出入国カードから、現在では航空会社から提供される情報から取得しているようです。が、本来の出発地が正確に記載されていたり、トランジット経由地が記載されていたり、3冊め14項番の厳原港入国に至っては、誤った便名と出発地の「CA915、上海浦東発、さらに本来は福岡空港到着便」(私は韓国釜山港からKJ806に乗船)が記載されていたりします。このあたりの答え合わせも面白かったりしますね。
情報開示の対応可能な期間は「日本人出帰国記録は,昭和48(1973)年4月1日以降」との事ですが、私の生まれる前なので問題なくクリア。
なお、ライフログの確認として、自分は海外旅行歴56回と記録していたのですが、今回の情報では58セット出入国をしていて、受け取った際は「???」だったのですが、「???」なのはおめーだよ、と云う話で、上記の厳原港の際に、1回の旅行で韓国を3往復していたのでした(汗
実は外国籍だったり、海外へキャトルミューティレーションされてなくて良かったです(汗
さて、この記事を見て、自分もやってみたいな~と思って下さった奇特な方、細かくは、出入(帰)国記録に係る開示請求について(法務省 出入国在留管理庁)をご参照の上、開示請求を実施してみて下さい。おおよそ下記のものが必要になります。

  1. 開示請求書
  2. 本人確認資料(運転免許証・旅券等)(郵送の場合は写しでOK)
  3. 住民票の写し(30日以内発行必須、個人番号の記載NG、コピーもNG(郵送申請の場合に必要)
  4. 収入印紙300円(300円の収入印紙は領収書で使用しない金額でレアだが、郵便局で購入可能)
  5. 返信用封筒+切手(見込み分量により94円・140円・210円くらいかかる。私は94円でした)

請求まわりでかなりお役所仕草が求められますが、自分のライフログのひとつとしてけっこう面白いと思います。

*1:個人的には絶対表記ならば古いほうから記載が正規じゃないかな~と思いますが、新しいほうから記載するのはデータベース処理の都合かなとも考えられます