Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

ミャンマー4回目2日目

今回のミャンマーへの4回めの旅の主目的は、バングラデシュ国境にあってミャンマーの中でも線路的には飛び地になるラカイン州に渡ったキハ52に逢う事でした。
2014/01/02、シットウェ空港から徒歩でシットウェ市街へ。

お坊さんの通い路。
ラカイン州の鉄道は2012年6月頃表面化した仏教徒ラカイン族イスラム教徒のロヒンジャの間での民族紛争のため、現在運行停止中。民族紛争の正確な事情は、そう簡単ではないようですが、ここでは割愛します。
現地の住民に聞いたところ「民族紛争勃発後もしばらく列車が運行されていたが、線路は途中ロヒンジャの集落を通過し、支配層ラカイン族の象徴と見なされた列車に投石する事案が続出、ついには乗客に負傷者が出、その結果、州政府知事から列車の運行停止命令が出て、現在に至る」との事でした。

遠くに見える金の仏塔は、政府が建立したローカナンダー・パヤー。

運行停止から1年以上経っていると思われ、錆が目立ちます。
・RBE5012(キハ52 141)
・RBE5014(キハ52 147)
・RBE5015(キハ52 148)
3両とも、シットウェ市街南に位置するPYI TAW THAR駅にて現車を確認。
乗車は叶わなかったものの、また動く日を祈って。
おまけ。

PYI TAW THAR駅の側線には貨車も置いてあったのですが、機関車はこの駅には置いてありませんでした。友人もづくんによると「自動連結器のため、RBEが牽引していそう」との事><

「昆开」は「昆開」で、友人きむたおさんによると「昆明鉄路局・開遠車輌段」の略号のようです。昆河線で御役御免になった機関車などがミャンマーに入ってきているとは聞いていましたが、その貨車が日本のキハ52と手をつないでミャンマーの線路を走っているとは、なかなか壮大な話ですね。
(追記)

ミャンマエアウェイズの搭乗券(ヤンゴンRGNシットウェAKY、ネピドー・アン経由)は手書き・スタンプ方式でした。背景は荷物用の秤。
当時、正面から見て一番右にあった古いターミナルでした。