Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

キハ52 125、いすみ鉄道へ到着

キハ52 125が、2010/12/07、金沢貨物から陸送にていすみ鉄道大多喜へ到着した模様です。ずっと雪深い信越北陸地方で過ごしてきた同車が辿り着いた先が温暖な千葉と云うのは、少し興味深い展開ですね。
個人的には早速パンダ的活用をされているのが憤懣やる方なしと云った感じですが、まぁそれも含めて「数奇な運命」と云ったところでしょうか。
期待背負う「キハ52」 - 遠路700キロ陸送金沢から到着 いすみ鉄道 千葉日報Web

 いすみ鉄道大多喜町)がJR西日本から購入し、来春から運行予定の中古ディーゼル車両「キハ52」が7日、デンタルサポート大多喜駅に到着した。“第二の人生”に向け、石川県金沢市車両基地から大型トレーラーでけん引されて本州を縦断した。

 キハ52は全長21メートル、重さ35トン。山岳路線向けでエンジンが2基ある。導入したのは1963年製で、長野と新潟両県を結ぶJR大糸線で今年8月限りで引退予定だった3両のうちの一つ。国内唯一の現役車両となる。同鉄道は、キハ52が前身となる国鉄木原線で活躍したキハ20系と同系列となることから、懐かしの形と色をよみがえらせて観光客を呼び込みたい考えだ。

 陸送はロケットも手がけたことがある大阪の特殊製品輸送会社が請け負った。シートをかぶせ、日本海側から太平洋側を目指し、約700キロの道のりを高速道路や下道を走り18時間ほどかけて届けた。


道路から線路に移すためクレーンでつり上げられた「キハ52」

搬出作業
http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2010/12/jr52_125.html

いすみ鉄道では、JR大糸線で活躍したキハ52気動車1輌をJR西日本より導入する計画が着々と進んでいるが、12月5日(日)に旧国鉄色(黄褐色と紺色)のキハ52 125を、仮留置先のJR貨物金沢貨物ターミナルから、いすみ鉄道のある千葉県へ向けて輸送するための搬出作業が行なわれた。
 作業の途中より状況を確認したところでは、搬出作業は大型クレーン車を使った大掛かりなもので、車体と台車が切り離され、そのうち台車2台は大型トラックの荷台に積載された。一方、車体には一般車道を走るための特殊なゴムタイヤの台車を装着、仮留置の際にも使用された緑色のビニールカバーで覆われ、大型トレーラーに連結されていた。
 車体の周りには、ロープ状の赤色灯を巻き、既に先導する普通車も到着していることから、夜間を含め一両日中の間に金沢の地を離れるものと思われる。
 キハ52 125は長く活躍した北陸の地をついに去ることとなり、新たな任務を受けて太平洋側の乗客やファン、職員が待つ千葉県のいすみ鉄道へ向かう。