Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

五輪関連でエアリアル

フリースタイルスキーエアリアルをご存知だろうか。
フリースタイルスキー:競技紹介でも概要がわかるかもしれないが、要は高く飛ぶ為だけのジャンプ台で飛んで、空中技を魅せる競技である。トップクラスの男子は3回宙返り3回ひねり、女子は2回宙返り2回ひねり、くらいをMAXに飛ぶ。これは実際のジャンプを見たほうが早いとは思うが、凄い。
写真はこんな感じだが、ジャンプを見ていても、何回宙返りしてひねってるのかわからなくなる(^^;;;
逸見予選落ち…涙の引退表明/エアリアル

トリノ五輪フリースタイルスキー>◇21日◇予選◇女子エアリアル
 日本でただ1人の女子エアリアル選手、逸見佳代(26=チームゼロ)が念願の五輪出場を果たし引退を決めた。21日、サウゼドルクスで行われた予選で最下位に終わった。決勝には進めなかったが、けがで欠場した過去2大会の無念を晴らし、レース後、今季限りで現役を退く意向を表明。女子は国内の選手がゼロになる存続の危機に陥った。
 達成感と苦労。1人で闘ってきた競技人生の集大成を迎えた寂しさ。さまざまな気持ちが交錯して、逸見は泣きながら「やっと出場できた。長かったんですかね、短かったんですかね」と笑った。1回目の演技は自身最高の2回転2回ひねりに挑んだが飛び出しでミスして転倒。2回目の2回転1回ひねりも着地で尻もちをついた。
 98年長野は大会前、02年ソルトレークシティー五輪は公式練習で右ひざの靭帯(じんたい)損傷で出場できなかった。「前回で引退しようと思っていたが出られなかったので、今日まで頑張れた」。しかし、感慨に浸ってばかりいられない。自分の引退で、国内の女子選手はゼロになる。今後は、競技の普及やスカウト活動に励む。「まずは女子でもできるということを伝えていきたい」と話した。
 もともと体操選手だったが、94年リレハンメル五輪で初めてエアリアルを見て「種目の名前も知らなかったが、すごく面白そう」と取り組んだ。自分のように体操やトランポリンからの転向は、技の体得に時間がかかる種目なだけに大歓迎。五輪初出場とド派手なエアで自ら種目アピールの「広告塔」になった。これからは地道に底辺を広げ、選手を育てていく。【佐藤智徳】
 ◆日本エアリアルの五輪成績 男子では、公開競技だった88年カルガリー大会の工藤哲史が11位、92年アルベールビル大会の永井祐二が14位。正式競技となった94年リレハンメル大会は待井寛が20位、98年長野大会は安藤和明が23位、02年ソルトレークシティー大会は中西拓が20位と1度も決勝に進出していない。女子は逸見が長野、ソルトレークシティーで代表入りしながら出場を見送った。

確か私も1992年のアルベールビルか1994年のリレハンメルで初めてエアリアルを見ました。
非常に感銘を受けたのを覚えています。
同じ頃、同じ地域で、同じ物を見て、この競技を始め、そして本当にオリンピックに出場してしまった逸見佳代選手を、勝手に誇りに思います。
私は体操もやってませんし、そもそも高所はダメなのです(^^;;;
日本人女性の競技者が0になってしまったと云うほどのマイナーな競技で、実際は日本人競技者がどうしても必要だとも思わないのですが(^^;)、いればやはり注目度も違うでしょうし、これからの普及を願っています。
しかし今回の決勝はものすごい霧の間隙を縫って行われましたが、あれは怖いですねー。
いやはや、ほんとに選手の皆様を尊敬します。