『この人の閾』のみ読了。
芥川賞受賞作。作者が山梨県出身(3歳から鎌倉で育ったようなので、生まれただけっぽいですが)な事もあって8年位前に入手してあったものの読んでなかったのですが、現在絶版で、新品は入手不可能?
なんでもない話と云えばなんでもない話。古い知人を訪ねて、その会話の中から淡々と思考が語られる。ドラマティックな事は何一つ起こらない。
読みやすいし、たゆたうような心地よい感覚もあるのですが、読後感に「で?」と思ってしまうのはエンターテインメント寄りな感想でしょうか。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 文庫
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