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キハE200,エンジン故障 その1

信濃毎日新聞 5月5日(水) 小海線ハイブリッド車が初めてエンジン故障

 4日午後1時40分ごろ、長野・山梨県境のJR小海線清里−野辺山間で、ハイブリッド車両の小淵沢発小諸行き普通列車(2両)の二つのエンジンのうち一つが故障、坂道を上らなくなった。乗客約80人を乗せたまま30分ほど停車。エンジン一つで清里駅まで戻り、乗客をタクシーで代行輸送した。

 ハイブリッド車両は2007年7月、世界で初めて同線で営業運転を始めた。JR東日本長野支社によると、同年8月に冷房が止まるトラブルはあったが、エンジン故障は初めて。「5日以降の運行は故障原因の調査結果をみてから判断する」としている。

 同列車は清里−中込間で運休。同列車が引き返したため信号システムに異常が生じ、小海−小淵沢間で上下4本が運休、小淵沢−野辺山間で上下3本が最大160分遅れ、計約600人に影響が出た。

 同支社によると、ハイブリッド車両は蓄電池とディーゼルエンジンを併用。ディーゼル車両より燃料消費量を約10%低減し、窒素酸化物(NOx)などの排出も約60%低減。騒音も半減できる「環境に優しい列車」として国内で唯一、同線で上下8本運行している。