Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

地に還る腕時計

Intermezzo2006-09-06

10年来付き合ってきた、腕時計が地に還る事を始めたのかもしれない。以前から、綻びには気づいていた。
この腕時計とは、どんな靴よりも、どんなかばんよりも、全体としてはどんな万年筆よりも長くつきあってきた。
運命的な出会いから、サハリンに始まって先日のルーマニアまで、日本の沖縄を除く46都道府県と26ヶ国をともに旅した腕時計でもある。
しかし、昨日の夕方に、おおがかりな崩壊に気づいた。


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ウレタン樹脂のバンドにひびこそ入っているが、一応正常な箇所。
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一部崩落。片側通行か。
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全面崩落。でもトラバースできそう(爆
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全面崩落。廃道へ(ぉ
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バンドを構成する1枚のウレタン樹脂が完全に消失しています。ちなみにどこにいったか不明。致命的(;´Д`)
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一応正常なサイドはこんなかんじ。ただ、内部にひびははいっており、そろそろ行きそうな感じでもあります。


ちなみにこの時計。
実はとてもおかしい。
と云うのは、この10年間電池を換えていないのだ。太陽電池ではないはずで、何故今も動いているのかまったく謎である。リチウム電池が10年も持つなんて話は聞いた事がない。
とは云っても、後継を購入してしまったら、すぐに止まる気がする。オカルティックですみません。
精度も、時がたてば勿論狂うが、1ヶ月で1分早まるくらいであり、私は割りとまめに時間鯖で時間をあわせるのでまったく問題なかった。
手放すのは惜しい。だが、崩壊してしまってはそれはもう腕時計ではなくなってしまう。


私は時計をすぐに買えるような人間ではないので、今しばらく最後の一緒の時間を過ごそうと思う。


※追記
GW-5600BJ-1JF "BLACK&SILVER 05"がよさげ。次もG-SHOCKなのかと云う気もするけど、黒なら落ち着いてていいかなとも。