Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

平成23年度山梨県高校演劇大会

本日、山梨県民文化ホール*1 小ホールにて、平成23年度の県高等学校芸術文化祭演劇部門兼山梨県高等学校演劇大会が行われました。
審査員は、審査員:西田シャトナーさん、青木治雄(ネコでもわかる照明の部屋)さん、青山一也さんのお三方でした。
今年は定期公演・地区予選とも見られなかったのですが、見に行ってきました。

【上演順】

  1. 塩山高校 亀尾佳宏作「お葬式」(既成)
  2. 山梨英和高校 やまもとけいぞう作「世界の終わりの物語」(既成)
  3. 甲府甲府南高校演劇部作「カガクのクニ」(生徒創作)
  4. 甲府第一 柴幸男作「わが星」(既成)
  5. 白根 河野豊仁&白根高校演劇部作「南アルプスの少女、イワケン演劇部やろうよ編」(顧問・生徒創作)
  6. 山梨 越智優作・鈴木裕司潤色「夏芙蓉」(既成)

【結果】
最優秀賞・芸文祭賞:甲府
優秀賞一席・芸文祭賞:甲府第一
優秀賞二席・芸文祭賞:塩山
☆上記3校が関東大会(山梨にて開催)に進出

芸文祭優秀賞:山梨英和高校、白根高校、山梨高校(上演順)

創作脚本賞甲府南(生徒創作)
舞台美術賞:白根(白眉は舞台上手奥の約4mの巨木、しかも登って芝居ができると云う素敵なものでした。)
バックヤード賞:甲府第一

【私的感想】
去年までとうってかわって既成脚本が多かったですね。
本筋から外れますが、12年ぶりに甲府昭和が地区大会で姿を消しています。こう云うと現役生徒には失礼かもしれませんが、顧問として指導されていた中村先生がこの春に人事異動で甲府南高校に転勤された事も大きかったのかとも思います。しかし地区大会での演劇を拝見していないので多くは語りません。一方で、昨年から笑いの方向で生徒創作の脚本・演出で輝きを見せていた甲府南はこれからも楽しみに思います。
甲府第一は、良かった。脚本が既成なのをどう考えるかにもよるけれど、舞台を見るだけならここ3年で一番の出来。それでいながら、審査員の方々から見ると、原作オリジナルの円形劇場こそ至上という思いも強いようで、そこが1位と2位の難しい線引きにつながったようです。次の関東大会も同じ山梨県民文化ホール小ホール(サマフェスでも定員に困ってたようだけど、関東大会クラスで小ホールの定員で大丈夫なのかな?(^^;)で行われるので、改善の余地ありといったところでしょう。
今回はかなりフィジカルトレーニングなどをしたようで、発声・滑舌はかなりよかったのです。ですが、後ろを向いて喋るところなど、一部聞きづらいところもあったので、そちらもまだまだいけるかなと思います。と云うか、人によってレベルが結構違うのがわかってしまいます。大人数になったのでそのあたりは難しいところか。1年生の女の子たちはみんな元気でキャラも立っててよかったと思います。
ちーちゃんと月ちゃんの話は勢いで泣けました。我ながら、勢いで泣けるってどういうことなの……。
あと「お母さん」は安心して見ていられました。
照明、お茶の間の明かりがたぶん蛍光灯だったと思うのですが、点灯消灯でタイミングが狂いやすいのと、蛍光灯の灯りの質が悪い事から、思い切って裸電球とかにしてしまったほうがいいかもです。昨今の節電要請などから、白熱電球より蛍光灯のほうを使ってしまうのもわからないではないですが……。
演技とは直接は関係ないですが、表彰式で3人ともきちんと制服を着用していたのは一高だけ。*2私があの制服を好きなこともありますが、とても好ましく感じました。
関東大会も山梨で行われるので、また見に行きたいと思います。混んでたらイヤなんですが、頑張ります。

*1:コラニー文化ホールネーミングライツの概念そのものが嫌いなので、従来の呼称で記載します

*2:ユニホームでみんなびしっとしてるならわかるけど、普通のジャージやスウェットで表彰式ってどうなの、とちょっと思ってしまいました。