Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

追記:R52富竹歩道橋撤去について

この歩道橋は写真ではちょっとわかりにくいかもしれないが若干特殊で、右側の階段部分は民地上空を占用している。地権者の好意で昭和43年3月に建設されたものだと云う。
今回、地権者の方から土地を有効利用したいので横断歩道橋を撤去して欲しいという要望があったそうで、関係各所協議の上で、撤去する事になったようだ。
現状では、直近の貢川三叉路(交差点)東側にある自転車横断帯を利用しての不適切な(笑)横断者が多く、この歩道橋は利用者が少ない。また、R52が貢川小学校と新田・池田小学校との境界にもなっており、当該箇所は小学校の通学路としては使われていない。但し、南アルプス市方面からのバスで甲府西高に通う学生は割合多い。同校が単位制全県学区となってからはその傾向が強いと思われる。しかしながら彼らの多くは「不適切な横断者」だったのではないだろうかと推定される。
横断歩道橋撤去の代替措置として、貢川三叉路東側に横断歩道を設置するとの事。できれば歩車分離にする事が望ましいように思われる。
※参考URL。但しPDF。
http://www.ktr.mlit.go.jp/koufu/news/announce/announce_h18/h190118/h190118.pdf


この歩道橋が出来た頃に思いを馳せるとなかなか興味深い。交通量が増え、往来が激しくなった頃の事。人が横断しにくくなったのであろう。現状で考えると、無理して民地上空を占用しなくとも歩道橋を設置できそうなのだが。まぁ当時の事情だったのでしょう。地権者の方が見せた好意。上空占用は40年近く続いた事になる。今ではおそらく考えられない事だ。
当時、現在ではこの歩道橋の先にあるアルプス通りは勿論まだない。左側に見えるパチンコ屋?はいつからあっただろうか。マンション「ラフィーネ甲府美術館通」は奇しくも今年竣工する。また、R52じたい、荒川橋・貢川橋からこの貢川三叉路まで、2箇所のクランク回避と拡幅(4車線化)を兼ねて、若干のルート変更が行われる予定である*1
この歩道橋の存在価値のようなものは、私には判断しかねるのですが、それでも40年近くここに存在した歩道橋の事を、いつか消える国土交通省の電子データのみならず、何かに残しておきたく、カメラと筆をとった次第です。