幼い頃，と云っても高校生くらいの事だったが，CONTAXとは，憧れの存在であった．
既に京セラに吸収はされていたが，バブルくらいまでは，何とか輝きを留めていたかに思われる．もしかすると私が古いカメラばかり見ていたのかもしれないが．
そしてこのニュース．
京セラ、「ＣＯＮＴＡＸ」ブランドのカメラ生産中止
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050412AT1D1206V12042005.html
京セラは12日、「ＣＯＮＴＡＸ」ブランドのカメラ製品の生産・出荷を年内に中止すると発表した。フィルムカメラの生産を4月末に中止、デジタルカメラも3月末の一眼レフに続き、6月末にコンパクトタイプの生産も取りやめる。ブランド使用権は独カール・ツァイス社に戻るという。
同ブランドのカメラは長野県岡谷市と中国・東莞の両工場で生産してきた。出荷も国内向けは9月末に、海外向けは12月末に中止する。
京セラは3月までにカメラ事業の大幅縮小・撤退方針を固めていた。「ＫＹＯＣＥＲＡ」「ＫＹＯＣＥＲＡ ＹＡＳＨＩＣＡ」ブランドについては当面、海外販売を継続する。
それが今や，たらい回されの結果，古巣カール・ツァイスに戻るとの事．世界最古のカメラブランドであり，1960年代にヤシカと合併，上述の通り，1990年代に京セラに吸収されたと記憶している．我らが(w)ソニーにブランド名を買われるような噂も出ていたが，それは回避された模様．どちらにとっても良かったと思う．
因むと私は，DSC-P1以来，ソニーのデジカメは一切信用していない．
もう私は別の畑の人間ですが，CONTAXブランドのあれやこれやのDSLRも見てみたかった気がします．今も一応ありますが，時代のニーズのピントを外している気がします．
郷愁をこめて．
