Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

タリン

タリン旧市街をさらに練り歩く。さらに詳しくなる。
やはり俯瞰は良い。中世の趣を残す古い町並みの赤い屋根が素敵だ。俯瞰できる広場で遠足の子供たちに出会った。



夕方、電車に乗って近郊(?)の終点、かつてソ連占領時代には閉鎖都市だったパルディスキまで行った。
特に見るものもなく、折り返すつもりだったが、意外と時間が開いてしまい、駅舎内の喫茶/軽食店に入る。
そのなかでロシア人(エストニア人ではない)親子につかまる。母親(おばあさん)がやたらと嘆き悲しんでいるが、私もその話の内容を理解できるほどの会話力はない。だがとにかく嘆き悲しんでいて、しつこい。サハリン旅行で身につけた「ニエパニマーユ(わかりません)」を連発するが、隣にいる息子が「わからなくてもいいんだ。聞いてやってくれ(たぶんこんな意味の事を云っている)」とか云って、ペリメニ(ロシア風水餃子)を食べさせてくれる。ホワイトクリーム味でおいしかった。


近郊電車車内は木の椅子。と云うか、タルトゥまでだろうがヴィリヤンディまでだろうがパルヌまでだろうが、エストニアの電車はすべて木の椅子だった。都市間で終点まで行くとそこそこ長時間(3〜4時間)になるので、拷問列車である。ちなみに国際列車だけはきちんとした椅子であった。
タリン3泊め。