Intermezzo - Cahier

はてなダイアリから参りました(

ルノー ルーテシア CLIO III Ph.2 納車・FABナンバー解析

【納車!】
既報の通り、ルノー ルーテシア CLIO III Ph.2が納車になりました。
ベースグレードの4AT(DP0=AL4)、色はブルー エクストレーム・メタリック(色記号RNA。新車当時は受注生産色でした)です。

納車時のODOメーターは18,263km。
とても12年選手とは思えない、初車検前の中古車みたいな走行距離です。
ちなみに車歴を調べたところ、最初の7年間で14,000km弱、9年間で16,000km弱、11年車検時で18,000km弱でした。
コンスタントに過小走行距離なのが面白いです。完全に乗ってない期間がなさそうなのはありがたいところ。
残念ながら、スパルタな(距離ガバ勢のなかでは最弱クラスだと思うけれど)当区では、今後1年で倍くらい走ることになりそうです。

少し気になるところもあり、明日から早速点検整備に出します。
予防点検整備ですので、ラテン車あるあるとは言いますまい。

【FABとVINナンバー】
それぞれ
FABナンバー「F8xxxxx」
VINナンバー「VF1BR1B0A906xxxxx」
でした。

FABナンバーの最初の1文字が生産工場をあらわし、「F」はFlins (France)、フランスのフラン工場です。パリから約40km北西方向のあたり。広大な面積があるため、ともにイル=ド=フランス地域圏、イヴリーヌ県に属するフラン=シュル=セーヌとオーベルジャンヴィーユにまたがっているようです。このルーテシアはフランス製ですね。
続いてVINナンバー+=車台番号(VIN/vehicle identifications numbers)ですが、
最初の2文字が生産国とメーカーを表し、「VF」はフランスのルノーになるようです。同じ文字に複数の国やメーカーが入ることもあるので厳密には難しいかも。
そして10桁目の「9」が製造年を表し、2009年製のようですが、やや疑問が残ります。と言うのも、日本では2010/2/26発表、2010/3/5発売され、なおかつブルー エクストレーム・メタリックは受注生産色だったので、こちらの車両は2010年3月以降に日本に輸入されたもので、ちなみに初度登録年月は2010年6月です。相当早くから作成してあった在庫車両だったって事かな? 同じ右ハンドルのイギリスとも仕様が完全に一致する事はない気もするので、ちょっとあれれ? という感じです。なお、プジョーシトロエンのように製造日付を確定するようなFABナンバーではないようです。
今回のルノー車のFABとVINナンバーの内容は、カングーのFABナンバー、VINナンバーを解析されたぴーなっつさんのみんからブログ、
「vehicle identification plate(オーバルプレートやらVINやら) #2」ぴーなっつのブログ | イノコリ☆ライフ - みんカラ を参照させていただきました。
素晴らしいですね、ありがとうございました。
C'est très bien! Merci!

ルノー ルーテシア CLIO III Ph.2成約

先月試乗させていただいたルノー ルーテシア CLIO III Ph.2ですが、
運命を感じた個体にほぼ即決してしまいました。
Ph.2初期のベースグレードの4AT(DP0=AL4)車です。
色はブルー エクストレーム・メタリック(色記号RNA。当時は受注生産色でした)

決めたポイントはおおよそ以下のとおり

  1. 走行時の違和感がほぼなかった。シャーシのヤレ感、DP0の空すべり感なし。
  2. きれいな内外装(リアに車庫?にぶつけた痕あるものの、あまり気にならないのでそのままにする予定)
  3. 比較的整備が行き届いていそう。フロントブレーキパッド交換済(とは言え、整備簿を確認したところ、前回車検時にオイル交換してないなど粗はある)
  4. 15インチの純正ホイール。
  5. 走行距離が異様に少ない(12年ものなのに、1年乗りまわしたプジョー208より距離が短いw)
  6. ETCつき(バックカメラ、ドラレコはついてない)
  7. 買取専門店のため(業者オークション等の経費・中間マージン発生前)販売価格がかなり割安だった
  8. 4月になったばかりなものの、自動車税転嫁なし(営業努力に多謝です)

P21型プジョー208に増車となります。ついにフランス車2台運用w
発注は先月のうちに完了していたのですが、事務的な手続きが今日までかかりました。
これから簡易的な12ヶ月点検と名義変更登記後、納車は5/20予定。

ルノー ルーテシア3 Ph.1 ほぼ毎月発売の限定色の話題

備忘録的にメモ。
デビュー年の2006/5-12ほぼ毎月発売していた限定色は下記のとおり。

  1. ブルー・グレーリミテッド
  2. ボルケーノ・レッドリミテッド
  3. オットマン・ブルーリミテッド
  4. オータム・イエローリミテッド
  5. ラチナム・シルバーリミテッド
  6. ライト・グリーンリミテッド
  7. パール・ブラックリミテッド

ルノー ルーテシア CLIO III Ph.2、12年後の試乗記

ルノー ルーテシア CLIO III Ph.2新車登場から12年、残り僅かの中古車を求めて、情報サイトに総計10件も出ていない*1貴重な残弾ですが、そのうち3つが集まっていた神奈川エリアを訪問してきました*2。個別の店名は伏せますが、どちらのお店もお忙しいところ丁寧に対応していただきました。ほんとうにありがとうございました。


1.【ヴェール・ポムM、ベースグレードの5MT】

□良い点□
5MT。とにかく楽しい。めっちゃ楽しい。
外装色がレア色のヴェール・ポムM。青りんごちゃん。見た目からして楽しい。
内装綺麗。9万kmでこれはいいな。
純正カーナビ+リアカメラつき。
お店も店員さんも良い。イタフラ、ドイツ車中心に扱う。整備はかなり面倒見てくれる。
エアコンコンプレッサー故障だが交換してくれるとの由。
タイヤが新品(ただしマイナーメーカー。SAILUN ATREZZO ELITE 185/60R15)
走行時、シャーシのヤレ感なし。峠道も安心してすいすい。

■気になる点■
クラッチミートの箇所がかなり手前側。元からこうなのか、クラッチが減っているのか。
リバースギアに入れにくかった。経年マニュアル車あるあるか……><
走行9万km超。マニュアル車は走るの好きな人が多いから仕方ないのかな。
タイミングベルト交換履歴なし。次の車検までに要対応か。
外装小キズ多い(が、許容範囲。塗装面自体は綺麗め)
Bピラーの素材劣化によりカーボン調の素材を後貼り。悪くはない。
アルミホイールが社外品。もともとスタッドレスタイヤで使ってたっぽいやつ。

マニュアル無罪よな。


2.【ルージュ・ディナM、ナイト・アンド・デイの4AT】

□良い点□
外装綺麗。ナイト・アンド・デイのルージュ・ディナMはベストマッチかな。ややきよみつ色。Bピラー無事。
内装綺麗。ナイト・アンド・デイのシートやピアノブラック装飾がおしゃれ。
走行3万km程度。
年式が最も新しい(2012)
整備簿あり
純正ホイール。ただし16インチ
お店も店長さんも良い。フランス車とVOLVOの扱いが多い。訪問するお客さんも多く、地元の車屋さん的な感じ。
走行時、シャーシのヤレ感なし。

ナイト・アンド・デイのおしゃれさよな。


■気になる点■
DP0(AL4)。走行時、めちゃくちゃズルズルすべる。ヤバい。
右フロントドア、右リアドア開閉時に若干軋みのような違和感を感じる。
整備はするけれど、あまり期待できないかな(12ヶ月点検外注)
ETCがついてない><
タイヤが謎メーカートーヨータイヤ。2018年製NANOENERGY3 195/50R16
自動車税転嫁あり。


3.【ブルー・エクストレーム M、ベースグレードの4AT】

□良い点□
外装綺麗。めっちゃ綺麗。みかち色。Bピラー無事。
内装綺麗。めっちゃ綺麗。
ETCつき。
走行1.8万km程度。うちの1周年プジョー208より走ってないwwww
整備が行き届いている。横浜の底力。Fブレーキパッド交換済。
短距離運用だが、最近まで実運用でこまめに乗られていた様子。
純正ホイール。15インチ
自動車税転嫁なし。
走行時、シャーシのヤレ感なし。
(大規模チェーン店なので侮っていたけれど)お店も店員さんも良い。ただし整備部門はない。
基本的に買取専門店のため、現在の販売価格は最安(数ヶ月売れなければ業者オークションゆき)

■気になる点■
DP0(AL4)だが走行時、すべり確認なし。和睦可能。
リアバンパーに傷あり。そのままで良さげ。
外装色が私の希望色ブルー・エトワール M、ブルー・グリ Mではない。だが妻はブルー・エクストレーム Mを三日月宗近色として認識して支持w
整備はするけれど、お店独自の技術的フォローはほぼなし、ほぼ現状売り(12ヶ月点検・整備外注)
タイヤは2017年51週製5シーズン目のミシュラン エナジーセイバープラス。185/60R15。溝残はあり。
ヘッドライトのくすみが一番目立つ。
年式が最も古い(2010)ため、すぐ重課税になる。※とはいえ、旧きよみつと同じタイミング。最新でも2012年なのでそんなに変わらない。

去り際に「あるじのあるじよ。俺を買えよ」と言われた気がした(汗

*1:ルノー・スポール系車両を除くベースグレードのみ

*2:千葉エリアはなんと0です

ルノー ルーテシア CLIO III Ph.2(ベースグレード)の日本での歴史


【はじめに】
今更何なのこの記事は? と思われたあなた。そうですよね!!!
2010(平成22)/3~2013(平成25)/9の極めて短い間だけ日本で販売された、おそらく(ルノースポールグレードを除けば)史上最も売れなかった地味なルーテシア。それがルーテシア CLIO III Ph.2です。
販売終了から10年ほど経ち、ルーテシアも2代後の新車が出て(さらに後継の4代目も5代目もたいそう評判よく、売れているときたもんだ!)、誰がこのクルマに興味持つんだよ!?
仰るとおりでございます。
だからぼくがまとめるんです。新車の頃から何となく気になっていたクルマ。できればベースグレードの5MT欲しかった。色はブルー・グリかブルー・エトワールが良い。もし赤ならばルージュ・ビフよりルージュ・ディナが良い。レア色ヴェール・ポムも……うーん買うかどうかはさておき気になる!(見てみたい。たぶん実車を見た事ないです)そんなクルマです。結構普通ながら、端正な顔が好きです。かわいい。普通に日本を走れば、99%の人は外車と気づかないであろうところも、ある種の良さ。パリでも同じで街に溶けこみまくってるんじゃないかなとぞ思ふ。そして、条件が整えば今でも買いたい。年代的に(弾数が少なく、人気が少ないため、そろそろ絶滅危惧)買うなら今がラストチャンスなのではと思い。
誰もまとめてないから、ぼくがまとめました。ぼく用のメモですが、もし、どなたかの役に立つ事があれば望外の喜びです。と言うか、ぼくと語り合おうじゃあないか。


ルノー・スポール】
2009/10~2010/8の短期間のみ販売。Ph.1の顔では設定のなかったR.S.は、Ph.2のフェイスで日本登場したが、2010/9施行の歩行者保護基準に対応できず早期に日本での販売終了となった。
筆者の興味外(もったいないほどのオーバースペック)のため、ゴルディーニR.S.ほか特別限定グレードなどの詳細は別のくわしいサイトをご参照下さい。リンクなし(鬼)


【Ph.2 ベースグレード(名無し)定番】
2010/2/26発表、2010/3/5発売のスケジュールでマイナーチェンジを実施、日本での販売を開始した。エクステリアを一新し、特にフロントフェイスの変更は大きく、その影響からPh.1で3,985mmだった全長はPh.2にて4,030mmとなり、全長は4mを超えた。
Ph.1から引き続きK4M 直列4気筒DOHC16バルブエンジン(1600cc、112PS)を搭載、5速MTと4速AT(DP0=プジョーシトロエンのAL4と同一のミッション)が設定され、マニュアルミッション+ノーマル車愛好家から注目を浴びた。
Ph.1では最上級グレード【イニシアル・パリ】のみに設定されていた横滑り防止機構を全車に設定。スピードリミッター、クルーズコントロールは、AT車のみに装備。タイヤサイズは185/60R15。3ドアはルノー・スポールを除いて廃止され、すべて5ドア化。Ph.1で設定のあった上級グレードの「イニシアル・パリ」と「éLe」を廃止、モノグレードとなった。価格は5速MTが2,098,000円、4速ATは2,198,000円。
カラーは新色2色*1を含む9色設定。そのうち3色は受注生産色。Mはメタリック(以下同じ)
ブラン・グラシエ(白)※受注生産色
ルージュ・ディナ M(赤)
ブルー・エトワール M(薄青)=新色「青い星」
ブルー・エクストレーム M(青)※受注生産色
ブルー・グリ M(灰青)
ヴェール・ポム M(黄緑)=新色「青りんご」
ノワール・ナクレ M(黒)
グリ・プラティヌ M(灰)
ベージュ・ソンドレ M(薄茶)※受注生産色
www.webcg.net
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ルノー、新型「ルーテシア」と2010年の事業戦略発表会 - Car Watch
「ルノー ルーテシア」がすっきりフェイスにイメージチェンジ[CORISM] [CORISM] | ニュース・トピックス [CORISM]
autoc-one.jp


【S(限定30台)】
2011/10、特別限定車として「S」を設定。トランスミッションに5MTを採用。ホワイトカラーの専用16インチアルミホイール(タイヤサイズは195/50R16)とドアハンドル、特別塗装を施したフロントエアインテーク下部、リアスポイラー、サイドミラーを装備するとともに、ルーフとサイドに「S」ロゴ入りのデカールを備えた。インテリアでは、スピードメーター/タコメーターおよびセンターコンソール/トリムをホワイトとするとともに、「S」ロゴ入りファブリックスポーツシート、プライバシーガラス(リアサイド/リア)を標準装備。また、ボディカラーは、フランス国旗のトリコロールにちなんで3色設定、各色10台限定。装備を簡素化し、価格を1,858,000円に抑えた。
ブルー・エクストレーム M(青)
ブラン・グラシエ(白)
ルージュ・ビフ(赤)
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【NIGHT&DAY(ナイト・アンド・デイ)定番】
2012/2/23、内外装の質感をアップさせた新グレードを発表・発売。このモデルは特別仕様ではなく、従来のグレードと入れ替わる形で販売された。ベースグレードのリプレースだが、ドアミラーがグレーだったり判別はつきやすい。タイヤサイズは195/50R16。この改良を機に5速MTは廃止され、4速AT(DP0)のみとなった。2,148,000円。
ボディカラーは全6色
ブルー・グリ M(灰青)
ルージュ・ディナ M(赤)
グリ・カシオペ M(灰)
ノワール・ナクレ M(黒)
ブルー・エクストレーム M(青)
ブラン・グラシエ(白)
ルノー、「ルーテシア」の新名称は「ルーテシア ナイト&デイ」 - Car Watch
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【イニシアル・パリ(限定30台)】
2012/9/20、特別限定車として発売。
専用ボディカラー、専用16インチシルバー×ベージュアロイホイール(タイヤサイズは195/50R16)、ベージュのレザーシートを装備。レザーシートは、キズのない美しい部分のみを厳選した上質なレザーに、ダブルステッチ、刺繍が施され、高級感を演出しつつ、Ph.1で装備のあった木材のインテリアなどを省略して価格を2,348,000円(消費税込)に抑えた。4速AT(DP0)。
ベージュ サンドレ M(薄茶)
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【エクスプレッションMT(限定40台)】
2012/9/20、特別限定車として発売。タイヤサイズは185/60R15。
同年2月にMT車販売終了して以来となる5速MTを採用。2,048,000円。
グリ・カシオペ M(灰)
ブラン・グラシエ(白)
ブルー マリーン フュメ(濃灰青)
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【NIGHT&DAY(ナイト・アンド・デイ)最終定番モデル】
2012(平成24)/11~2013(平成25)/9、新型ルノー ルーテシア(CLIO IV)の日本発売に伴い終売。カラー設定変更。タイヤサイズは195/50R16。4速AT(DP0)。2,148,000円。
ブラン・グラシエ(白)
ルージュ・ビフ(赤)
ブルー・エクストレーム M(青)
ノワール・ナクレ M(黒)
ブルー マリーン フュメ(濃灰青)
グリ・カシオペ M(灰)
インターネッツ上ではほとんどこのモデルへの言及がない(広報系もない)のですが、お一方だけオーナーさんのブログを発見してしまったので、紹介リンク失礼します。試乗から買っちゃった後まで丁寧に書かれていて素敵です。
minkara.carview.co.jp

*1:インターネッツ上の記事では新色4色としているものが散見されるが、おそらく2色が正しいと思われる

プジョー208(P21型)GT納車12ヶ月


【はじめに】
冬を越えて春になりました。
プジョーPEUGEOT 208(P21型) GTが納車されてからちょうど1周年、本日はじめての12ヶ月点検に出しました。ディーラーで点検とオイル・エレメント交換、他店でボディコーティングを実施しました。
前回の納車6ヶ月(2021年10月)以降、年末年始に奈良、和歌山、徳島、高知、香川を訪問して、訪問都道府県は46都道府県に到達、走行距離は18,361km。1年でぼちぼち乗りましたね。


【P21型208遭遇台数】
P21型208遭遇台数は、8月から12月までの3ヶ月以上なんとゼロでした。その後、主に年末年始の遠征時に立て続けに遭遇。しかし2/10から今日までちょうど2ヶ月、また遭遇台数0でした。波がありますね。
12ヶ月でトータルで18回、カラーは赤4・黄8・青2・白4・黒0、グレードはアリュール系が8、GT Line/GT系が10でした*1。デビューから1年半ちょっとしか経ってないとは言え、なかなか出逢いませんね。稀少性という意味では、プジョー208のレアさは良いです。結局206クラスの市民権獲得にはいたらず、A9型208と同じくらいのレアさで落ち着くのかなぁと考えています。


【定番小トラブルは発生】
2021/12/20頃から:寒い日のエンジンがまだ暖まってないタイミング(いわゆる冷間時)限定ですが、変速時のシフトショックが出ることがあります。1速→2速のタイミングでギアがすべるような感覚があったり、ギアが入った瞬間にゴンっというイヤ~な感じ*2のショックが出ることが。アイシンAWのEAT8は優秀だと思っていましたが、こういうのがまだ出ちゃうんですね~。今は比較的温暖な地方に住んでいますが、3℃以下のアイスアラート時は要注意(ただし、寒い日に必ず出るとは限らない)です。この冬は10~20回くらい発生しましたが、ミッションオイルが暖まってくると完全に収まります。
2022/01/23:モニターブラックアウト(音符マークも出ない)が出ました。初。エンジンかけ直し後1分くらいで復旧。アイドリングストップOFFとかができなくなるので不便。一応今のところこの1回だけです。
上記2つは現代プジョー車あるあるなので、あまり気にしていません。
e-208/2008の不動トラブルは時折目にしますが、ガソリン車であるうちの208は、上記の小トラブルを除けば今のところノートラブルです。
総括としては「フランス車だから壊れる」ということは特になさそうですが、私の運がいいからという事にしておきましょうか。


【ロングランの乗り味とハンドリング】
運転席も助手席もとにかく乗り心地が良いです。ロングラン時、長く乗っても疲れにくいのは特筆すべき点です。
フラットな姿勢を保ちつつ、路面への当たり具合がソフトな感じなのはフランス車っぽさでしょうか。舗装路での接地性が高く、荒れた路面もなめらかに乗り越えていきます。
208 GT(GTLine)の17インチ低扁平タイヤ、納車当初は「少し硬めかな?」と感じていましたが、クルマの慣らしができてきたのか、5,000kmを超えたあたりから少しカドが取れたかのような「まろやかさ」を感じるようになってきました。冬になって、208 アリュールの16インチアロイホイールSOHOにDUNLOP WINTER MAXX 03スタッドレスタイヤを履きましたが、さらにまろやかな乗り味です。
「猫足」と云う超便利な言葉は206以降のプジョーのクルマには使わない主義なので、そうは云いません。ご容赦ください(笑)
ハンドリングは、i-Cockpitの小径ハンドルの賜物なのかパワーステアリングの設定なのか、208の前に乗っていた206に比べるとだいぶ軽やかです。高速域に入ると安定感が増すのは208も同じ。P21型208の軽量性、重心の低さが効いているのか、走行時も切っただけ曲がるシャープさが楽しく、意外と大きな最小回転半径5.4mをあまり感じさせないです。


アダプティブクルーズコントロール
クルーズコントロール、今もあまり使っていないのですが、時折使ってみると大変優秀です。
先日渋滞時に使ってみました。自動停止、自動再発進をブレーキペダルに足を構えながら(笑)おそるおそるやってみましたが、やはり優秀。このパターンでも急制動や急加速にならず、安心して挙動を見守れますが、一時停止の時間をもう少し長めにできれば、日本の高速道路のかったるい渋滞にアジャストできるのになと感じました。
再掲ですが、自分がクルーズコントロールを積極的に使わない理由は、高速道路でよくあるちょうど100km/h巡航時に、ほぼ7速で走ろうとしてイマイチな点。ACC使用時はだいたい106~108km/h以上で恒常8速に入ります。最高速度110~120km/hの特殊区間だけしか使えない……。マニュアルアクセルで走っていると、100km/h巡航時にほぼ8速に入ります。であれば、マニュアルアクセルで走ってしまうのが人情……。


【実燃費】
うちでは通勤と遠出に使っていますが、遠出の距離が長いので、全体に占める率は郊外・高速ロングランが多いです。
1年のトータル平均燃費は17.38km/h(満タン法計測)です。上記のとおりロングランが多いので、かなり良いほうに振れていると思います。その点ご承知おきのほど。
プジョーアプリで確認する限り、渋滞市街地・短距離運用時の8km/h前後が最低値、郊外で状況の良い場所を走ると22km/hくらいに達します。
ハイブリッド車やEVにはもちろん敵いませんが、燃費は思ったよりいいと感じています。
※カタログ表記燃費値 JC08:22.0km/l・WLTC:17.9km/l
余談ですが、1年で入れた燃料(100%ハイオクガソリン)は1000lを超えました。ガソリン価格が比較的安い千葉ですが、支払額も17万円以上です(汗


【買ってよかった!】
P21型プジョー208の走りは正直やや優等生キャラで、ピュアテックエンジンEB2(最高出力100PS)とアイシンAWのEAT8の組み合わせは必要十分でありながらも、とてもジェントル。プジョー206 XSの時のようなアクセルを踏んだ時の高揚感は抑えめな感じです。
しかしながら、スポーティで塊感のあるエクステリア、今までのBセグメントにはなかった豪華なインテリアのデザイン(クロームメッキ系の加飾が少なめなのが上品で好みです)は華麗ながらも飽きが来ず、毎日のように乗っていますが、見るたびに満足感がこみ上げてきます。
また「名状しがたき」話で恐縮ですが、乗り心地の良さと運転の気持ち良さをあわせ持った「乗り味」の良さが、206 XSから共通して持っているプジョー車の美点ですね。
買ってよかったです。長く乗っていきたいと思っています。

*1:ディーラーにある車は除く、当方が208に乗っていない時を含む

*2:プジョー206などのAL4をご存じの方、アンチポリューションエラーの故障とほぼ同じ感じです

ラカイン州の鉄道、その後……(2022年3月最新報)

シットウェのピードーター駅でのRBE5015の写真
シットウェのピードーター駅にてRBE5015試験運転中((C)BNIonline, DMG=Development Media Group=後述)
Shimozu氏のサイトRBEmania.comのヘッダー(政変以降は記事を書かれておらず「絵面でお察ししろ」と言うメッセージであろう)より間接的に情報いただき、フェイクニュース量産所こと国営放送局MRTVのサイト、BNIオンラインからのニュース。
コロナ禍・政情不安により2020年より運行停止されていたラカイン州シットウェ地区の鉄道の運行が2022年3月24日より再開されたとの事。
※正確には「クヮンタウン~チャウトー間は、政治的理由*1により2019年3月14日に運行停止、イェーチャンビン*2~ピードーター間は、COVID-19感染拡大により2020年4月10日に運行停止」だった筈である。
運行再開を報じる動画にてRBE5015(旧日本国有鉄道JR東日本キハ52 148)の姿を確認できる。運行再開を機に、以前のMR標準色ツートンカラーからJR東海色を模した塗色に塗り直されたようである。
MRTVの男性アナウンサーは独特の抑揚で原稿を読み上げており、通常の報道体制とは異なるであろう事を推察できる。
mrtv.gov.mm
mrtv.gov.mm
www.bnionline.net
BNIオンライン*3の翻訳(一部事実と異なる記載があるが、原文のまま記載しておく)

ラカイン州国家行政評議会は3月24日にピードーターPyidawtha-イェーチャンビンYaychanpyin間の鉄道の列車の運行を再開すると、ミャンマー鉄道Sittwe支部の関係者は匿名を条件にDMGに語った。
車両は定員80人の気動車*4が割り当てられると、匿名の関係者が付け加えた。
「Pyidawtha-Yaychanpyin鉄道ルートの開通に向けて準備が進んでいます」と鉄道関係者は語った。
ラカイン州運輸大臣であるテット・ルウィン警察大佐は「列車の切符の価格は同じままである可​​能性が高い」と述べています。
ラカイン州軍事評議会の運輸大臣DMGに対し「組合政府は現在、鉄道設備の補修を行っており、公共交通機関の促進に取り組んでいる」と語った。
一部のシットウェ住民はこの動きを批判している。「イェーチャンビンは主要な交通の要衝ではないため、当該鉄道区間の列車の運行再開は一般の人々に利益をもたらさない」という考え方である。さらに、ここ数週間、何百人もの住民が線路沿いの自宅から追い出されており、当局は列車の運行再開の計画を引用しています。
ラカイン州の鉄道は、地域紛争、サイクロン被害とその余波、およびその他のインフラ設備の問題のために、近年頻繁に運行停止されました。ミャンマー鉄道は2019年にシットウェSittwe-イェーチャンビンYechanpyin鉄道サービスを停止しました。

*1:クヮンタウン~チャウトー間の運休については、ラカイン族武装勢力ラカイン軍(AA)による沿線一帯の治安悪化が大きいもよう

*2:実際にはイェーチャンビン~ゾーブージャー間は水害によりそれより以前から運休していた

*3:DMG=Development Media Groupによる

*4:RBE5015の事であろう